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category映画紹介

バルトの楽園

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★★★☆☆

日本の鳴門にあったドイツ人捕虜収容所、そこには超人道的な松江所長がいたのだった――。

こう書くとギャグみたいですが、本当にギャグ並みに収容所の環境が快適なのです。
収容所のなかには捕虜の印刷屋やパン屋、肉屋などがあり、地元の日本人にバイオリンや体操を教える捕虜までいる。しかも海で泳ぐことさえある。

時には捕虜の作った加工品を展示する展覧会まで催される、文化交流ばりばりな収容所。こんな収容所見たことない!

ちなみに史実です。
ウィキによると、捕虜の方もこんな環境に驚いたとか。だろうなぁ……。
この史実を知るだけでも、この映画を観る価値はあるんじゃないかなと思います。

文部科学省推薦ということで全体的に作りが子供っぽく大袈裟ですが、なかなかの佳作。

特筆するのは、描かれた人物やその設定でしょうか。とても興味深かったです。
村人たちだけでも一人一人の個性が決められており、服装で身分や生活が見られる。ラストでいつも着る汚い服ではなく綺麗な外着をしてる村人たちの様子に、ドイツさんがどのように受け止められていたか想像できる。
観ただけで、役者ひとりひとりが「この人はこうなんだ」とわかる、丁寧な群像劇でした。
こんなに丁寧に作ることなんてなかなか出来ないですよ、特にいまの邦画は。
この間観た「私は貝になりたい」と違い、ふとっちょな人もでないので無理も少ない(笑)。

泣ける人はとことん泣くぜ、これ。

ということで、星はみっつにさせていただきました。
 









        
 
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